【傷んでるわけじゃない?】トリートメントじゃ治らない、あなたの髪がパサつく本当の原因
こんにちは!下総中山駅から徒歩3分の大人美髪専門サロンulu hair studio の岡治です。
よくお客さまに、
『髪の毛がパサパサして傷んでいるからトリートメントで直してほしい』
とカウンセリングで相談されることが多いのですが、実は髪の毛が傷んでしまったわけではなくて、髪の毛のクセによってパサつきが出ていたり、ボワッと広がっていたりすることがとても多いです。
こちらとしてもお客様の髪の毛がなぜ傷んでしまうのか、お家でのケアの仕方やどのぐらいの周期で白髪染めやパーマ、縮毛矯正を今までされてきているのかお聞きしても、特に問題がなく髪が傷んでしまう理由が見当たらない場合が多いです。
・美容室に行くたびに高いトリートメントをしているし、お家でも美容室で購入したシャンプーやトリートメントを使っているのに傷んでいる
・なぜか髪が傷んでしまってパサつく
・もう雨の日なんて髪の毛の表面がパヤパヤして広がってまとまらない
・髪を染めるのは月に一回サロンで根元のリタッチにしてなるべく髪が傷まないように気をつけているのになぜか髪が傷んでしまう
このような場合は、髪の毛が傷んでいるわけではなく、単にクセが出ていてパサパサしていたり、広がっている場合が多いです。
〈エイジングサインによるパサつき〉
エイジングサインとは?
女性の髪の毛は年齢とともに髪質が変化していきます。
・うねりが強くなる
・パサつきやジリつきが出てくる
・乾燥によってパサつく
大抵の方が白髪染めを定期的にしているためカラーリングによる髪の毛の傷みと混合している状態のため見分けがつきにくくなっています。
髪の傷みを気にしてホームケアを頑張っていたり、カラーリングはリタッチにしている方でこのような状態の場合はエイジングサインによるクセが原因の可能性が高いです。
そのような場合は、まず縮毛矯正をして髪の毛のクセをとってきれいにしてあげることで大部分が解決します。
縮毛矯正の種類は何がいいの?
縮毛矯正と言っても、今の美容業界にはたくさんの種類があってどんな縮毛矯正がいいのかわからない方も多いと思います。
昔からある≪アルカリ縮毛矯正≫や、最近できる美容師さんも増えている≪弱酸性縮毛矯正≫と≪酸性縮毛矯正≫の3種類が今現在、美容室で行われている縮毛矯正です。
大まかに説明すると、
≪アルカリ縮毛矯正≫は、
クセが強く、毛が太くダメージがあまりない髪質の方で
しっかりクセを取りたい方向け。
≪弱酸性縮毛矯正≫は、
カラーをしていてクセがそれほど強くなく、
パサつき、広がりを抑えたい方向け
≪酸性縮毛矯正≫は、
ブリーチ毛や繰り返しのホームカラーなどでダメージが
たまっている髪の状態の方向け
ここで言うエイジングサインによって手触り、パサつき、広がりを
改善したい方は≪弱酸性縮毛矯正≫か≪酸性縮毛矯正≫がおススメです。
なぜ弱酸性、酸性縮毛矯正がいいのか、アルカリ縮毛矯正との違い
アルカリ縮毛矯正は、『クセがしっかり伸びる』半面、ダメージが出やすかったり、毛先がピンピンに
まっすぐになりすぎたり、ボリュームがなくなって
ペタッとしてしまうデメリットがあります。
デメリットをカバーするために以前は
薬剤のパワーを弱めたりして
調節していましたが、クセが残ってしまうことも多く、きれいに仕上がっても時間が経った後にダメージで毛先がパサつくことが多かったです。
美容室で取り扱う、カラー剤やパーマ剤、ストレート剤には
『アルカリ剤』が含まれていて、
髪の毛のキューティクルを開いて薬剤の成分を髪の毛の内部に入り込みやすくする性質があります。
一度開いたキューティクルは元の状態に完全には戻らないので
キューティクルの隙間からシャンプーなどによって髪の毛のタンパク質が
流れ出てしまい髪がパサつき、もろくなっていきます。
アルカリ剤を含む薬剤のpH(水素イオン濃度)は8~10くらいです。
酸性縮毛矯正や弱酸性縮毛矯正の薬剤のpHは4~6.5くらいで
できていて、髪の毛のキューティクルを必要以上に
開かずに薬剤が髪の毛の内部に浸透することができるため、
ダメージになりにくく、ボリュームを残したり
毛先のやわらかさを残してクセを伸ばすことができるんです。
≪酸性縮毛矯正ビフォアアフター≫
≪弱酸性縮毛矯正ビフォアアフター≫
まとめ
いかがでしたか?
今年は梅雨が短く、暑い夏が長くなりそうですが、
エイジング毛の髪をきれいに保つために、
今回は美容業界でになってきている弱酸性縮毛矯正と
酸性縮毛矯正について説明させていただきました。
今まで髪が傷んでしまってパサつく、広がる
というお悩みを抱えていた方に少しでも髪を
きれいに保つヒントになればと思います。